ブラックチェリー材の産地比較

ブラックチエリー材

日本だけでなく世界的にブラックウォールナットが流行していますが、今後も継続することは少ないと思います。ウォールナットの次に人気が出てきそうな樹種は、ブラックチェリーだと小生は考えています。    

この樹種の最高の産地はペンシルバニア州とニューヨーク州です。しかし、この二つの産地と他の産地の材の違いを正しく発信している業者は少ないと思います。

小生はウイスコンシン州産とペンシルバニア州産をアメリカから直輸入していますが、以前はバージニア州産を扱っていました。
バージニア州産とウイスコンシン州産の比較では同程度の木質ですが、ペンシルバニア州産と比較すると全く違います。
ブラックチエリー材にはガムと呼ばれる特徴があります。この特徴はこの樹種独特です。他のオーク等には無い特徴です。時間が経つと、自然に見えにくくなる面白い特徴でもあります。
しかし、最高の産地と他の産地全体の原木を比較すると、優良な産地のブラックチェリー材はガムが少ないことがわかります。そして価格差は凄くあります。上の写真は、左がペンシルバニア、右がウイスコンシンです。少し黒く見えるのがガムと呼ばれる特徴です。
この違いを皆様に見ていただく意義を下記の様に考えています。

消費者の皆様は、衣食住の中で、衣と食は原産地表示を大変気にしています。
特に食は、加工品まで原産地表示が義務化されるようになっています。また衣も、糸の産地は日本・デザインも日本製・織っているのはバングラディシュ等の表示がされつつあります。この流れは、国の情報公開と同じようなことだと服部商店は考えています。

服部商店の会社の方針は、売れる物を作るのが仕事ではありません。
消費者から望まれる物を作るのが仕事です。

森林資源を外国に依存し続ける状況は変わりません。そういう環境下にあって、無垢材を使っていただけることが減っていることは仕方ないと思いますが、真実を全てオープンにし、正しい無垢材とは何か、本当に必要な流通とは何か等、材木屋にとって頭の痛いことを含む全てのことを知っていただき、材木屋の将来像を描けないかと模索しています。
100年先に服部商店が存在することは考えていません。小生の考え方が間違っていないなら、何らかの形で小生の心を引き継いでいただける業界であれば嬉しいと思っているだけです。

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